内科・家庭医療系

全ての臨床医に、また、地域医療実習などに出る研修医や学生にもお勧めの一冊。家庭医療のメリットをエビデンスとともに紹介されている。患者の心理、思考などにも言及されており、一読の価値あり。

一方、疾患についても記載されているが、やはり古い本なので情報が不十分です。こちらは新しいガイドラインなどで補強する必要があります。

そうは言っても、臨床のお作法として非常に勉強になる一冊。いや、二冊。

こちらの情報はまるでタダみたいなもの!雑誌発行後の1年遅れで、Webに載っているんです。研究から臨床に応用できるまでに1年もかかるから。だからこそ十分な価値がある。院内教育にもピッタリ使えます。しかも、この情報は国内のトップ研究者たちがエビデンスをもとに書いているんです。日本語で書かれているので、患者さんも読めるんですが、ちょっと医学的な基礎知識がないと難しい。でも、看護師さんなら臨床に準ずる範囲で分かりやすいはず!他の教科書を買って読む前に、まずはここで検索してみませんか?時間も節約できるかもしれないし、何よりタダで最新の医学情報を手に入れられるって最高じゃないですか!

medicina 2016年 4月号 増刊号 内科診断の道しるべ その症候,どう診る どう考える
まるでタイムカプセルから出てきたような特集が登場!2016年のちょっと前の雑誌の特集号です。内科学会誌や医療系雑誌って、いっぱい特集組まれてるけど、全身の症状をガッツリ網羅しているってのはなかなか レアですよね。これ、外来診療に興味津々の研修医や2~3年目の内科専攻医にはピッタリ!発熱、倦怠感、体重減少って、まるで臓器が絞りにくい症状までカバーしているんです。これを読んでれば、専門医だってプライマリ・ケアで開業する時にも、超心強い味方になりそうじゃないですか?